SUNNYSIDE FIELDS通信

オッシーの一目惚れインターン日記vol.3「自然や出会った方への感謝の気持ちと多くの気付き」

2022.09.19

「一目惚れしたので、インターンさせてください」

そう連絡があってから僅か2週間後。オッシーこと押切結菜さんがSUNNYSIDE FIELDSで1週間インターンをしてくれました。「地域」や「コミュニティ」、「食」について研究している神奈川県の大学生。びっくりするくらいの行動力と優しい気持ちを持ち合わせた、なんとも気持ちの良い人です。

「ただモノを売るのではなくて、人の気持ちに寄り添って色んな提案をしたい」

将来はそんな仕事がしたいと考えていた矢先にSUNNYSIDE FIELDSと出会い「これだ」とビビッときたそう。「なんでビビッときたのか?」「人の気持ちに寄り添って提案するにはどうすれば良いのか?」「SUNNYSIDE FIELDSって一体なんなのか?」そんな問いを持ちながらスタートした1週間インターン。せっかくなので、インターン中に彼女が感じたことを日記にしてもらいました。

「忖度なしで、思ったことを率直に書いてね」

そうお願いしたので、どんな内容になっているか、正直ドキドキしています。全編3回。今回は最終話。1週間のインターンを終えて、彼女がどんなことを感じているのか、みなさんと一緒に読んでみたいと思います。


こんにちは!

8月にSUNNYSIDEFIELDSでインターンシップさせていただいた押切結菜です。日記を書くのは今回が最終回ということで、自社農園での農業体験と、インターンシップを通して私が感じたことや学んだことを書かせていただきたいと思います。

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自社農園のサニーサイドファームでは、美味しい野菜を育てるために土づくりからこだわっています。農薬・化学肥料を使用せずに育てていくため、安心安全に食べていただけることや環境への負荷も少なく栽培できることに加えて、栄養たっぷりの場所で育った野菜には甘みや旨み成分が豊富に含まれています。今回私は、サニーサイドファームの農薬や肥料を使わずに野菜を育てる方法を教えていただいたり、農業チームが担当しているヤギのお世話や除草のお手伝いをさせていただいたりしました。朝の作業は、ヤギの“あさひ”と“ゆうひ”のお散歩と飲み水の補充から始まります。お腹を空かせている2匹は、散歩開始と同時に敷地内に生えている草を食べ始め、お腹がパンパンに膨れるほどたくさんの草を食べていました!私が以前訪れた7月よりも大きくなっていた理由を垣間見ることができた気がします♫

 そして除草の作業では、育てている大豆にしっかりと栄養がいくように、周りの雑草を抜いていきます。栄養のある土だからこそ、雑草も元気に育っていく。写真ではどこに大豆があるか分からないほど青々とした光景が畑一面に広がっていますが、みんなで力を合わせて作業をすることで徐々に大豆の姿が見えてきました。炎天下かつ手作業のため、約1時間かけて1本の道ができるくらいの大変な作業で、農家さんの偉大さを痛感するとともに、作業中のお話を通して、自然災害には逆らえない農業の難しさや、食料自給率の課題と価格のジレンマなど、現場で働く方が抱いている想いも伺うことができました。 

 

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ここまで3回にわたって、インターンシップでの経験を書かせていただきました。今回の経験を通して、私が感じた一番の学びは、お客様により良い時間を過ごしていただく・買い物を楽しんでいただくための工夫や作業を多く行っていることを知りました。商品の魅力が伝わるように1つ1つ手書きで作っている商品POPやラッピング用のオリジナルのタグづくり、看板づくりなど、スタッフの皆さんそれぞれの思いがこもっています。また、店内に飾っているお花も周辺に咲いている野花を摘み取って生けています。お店に彩りを添えつつも、あたたかみのある雰囲気に馴染んでいるのは買ったお花ではなく、自然の中で育った植物だからこそ、このような雰囲気が生まれていると感じました。そして、SUNNYSIDEFIELDSの魅力はお客様とコミュニケーションを取る工夫がたくさんあることです。試食や試飲をきっかけに商品の説明をしたり、順路が決まっていない店内でマーケットや体験スペースが中央にあるからこそ、足を止めてくれる方に話しかけに行ったり、余白を大切にしているこの空間だからこそ生まれる交流があると感じました。

  

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私は、販売・製造・農業を経験させていただき、取り扱う商品への愛着や誇りを感じたからこそ、ただ売るだけではなく皆さんに商品の魅力を伝えたい、そして手に取ってほしいと感じるようになりました。取り扱うものにこだわりを持ち、お客様の日常に寄り添いながら少しでも生活を彩れるサポートができるようなお仕事がしたいという、私が大切にしたい思いにも気付くことができました。そして、初めて知る野菜も多くあり、地域ならではの食材や食料自給率の課題など、自分がもっと学びたいと思えるようなことにも出会いました。私にとってSUNNYSIDEFIELDSは、日々新たな挑戦を続け、新作など情報が更新されるたびにすぐ行きたくなってしまうほど、気持ちがワクワクする場所です。公園のようにのびのびとできる空間、自然の素材と旨みを活かした美味しい食べ物やクラフトコーヒー、チョコレートづくりの程を学べることやたくさんの体験プログラムがあることなど、大人も子どもも楽しめる場所だと感じています。ぜひ多くの方にSUNNYSIDEFIELDSの魅力を体感していただけたら嬉しいです♪最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 


 

オッシー、1週間ありがとう。短い間だったけれど、私たちもオッシーからたくさんのことを学んだよ。自分の直感に素直に行動したオッシーの勇気に感謝です。またどこかで必ず会いましょう。これからもよろしくね。

▲最終日、一緒に全力でバドミントンして汗だくなオッシーと瀬戸内海