北海道から虫博士がやってきた
SUNNYSIDE FIELDS(サニーサイドフィールズ)に7月18日(月)に北海道から昆虫博士の斎藤彦馬さんがやってきて、子供向けに昆虫ガイドツアーを企画してくれました。
斎藤さんから届いたイベントレポートを紹介します。
今回、初めての環境でのガイドツアーでした。
普段の北海道という環境とは植物も虫も大きく異なる環境で どれほどガイドが出来るのか。
頭で考えても自分の中でもイメージが沸かなくて、やってみるしかない!と、とにかく前に進むことを考えました。
ガイドツアーもただ虫が出るのをたんたんと説明するのではなく、ツアーの中でも伝えたいことやストーリーを考えなければ、面白いガイドにはなりません。
僕は身近にある自然を感じてもらい、自分たちが身の回りにある自然に生かされていることを感じてもらうことを目的にしています。その自然の中で最も見かける機会が多く、手に触れることもできる、音やにおいも楽しめる。
あらゆる要素を持つのが虫たちです。
自然の中でもっとも触れ合える機会が多い虫たちを子供たちだけでなく、大人にも楽しんでもらうことも目的でした。今回は 子供たちも、とても熱中しており、虫が捕れないと悔しくて泣きだす子もいるほどでした。親御さんも一緒になって楽しんでいた様子なので 満足度や雰囲気としてはグッドだったのかなと思います。
小さい子が多く、子供たちは 想像以上に行動して 危険な行為もすることがあるので 親御さんには終始、子供たちの動きに注意するように呼び掛けることも 常に自分の頭に入れておき、何度でも呼びかけることも必要だと思いました。
自然の中であり、虫が出る環境では 子供たちのテンションが上がってしまうことは避けられません。
来年の夏のガイドでは草地での虫は豊富に探すことが出来ましたが、森のコースでは
竹林がメインで 竹林は思ったより虫の種数は少なかったのは驚きでした。
森の中に完全に入るよりも 草むらと森との境目、「林縁」という部分に沿った新しいルートの開発も考えたいと思います。
今回だけでなく 何度もフィールドで行うことで より完成度が上がったツアーにできるので これからも定期的に フィールズさんで観察会のガイドを行いたいです。
サニーサイドフィールズはこの地に暮らす人の想い、風景、暮らし、文化、記憶を未来へ繋ぐ場所です。
個性が共生し、調和が発展を生み、互いに輝かせ合う日々のしあわせを、ここから大切に紡いでいきます。